
環境計量士(濃度関係)
はじめに
どうもソテツです。私の環境計量士(濃度関係)対策を書いていきます。
プロフィール、 取得資格リストはこちら。一般計量士、環境計量士(騒音・振動関係)も独学一発合格しております。
試験について
環境計量士(濃度関係)では、下記の4科目が課されます。
①環境関係法規及び化学に関する基礎知識(環化)
②化学分析概論及び濃度の計量(環濃)
③計量関係法規(法規)
④計量管理概論(管理)
大まかに、①は化学の専門知識、②は化学分析の知識、③は関連法規の知識、④は統計、品管関連の知識が問われます。①と②は環境計量士(濃度関係)の専門科目、③と④は他計量士試験との共通科目です。
合格基準としては、専門科目である①+②の合計が概ね60%以上 かつ 共通科目である③+④の合計が60%以上 であることです。専門科目の合格基準は問題の難易度によって変動し、ここ数年では50%~58%程度で推移しています。一方、共通科目は60%固定のようです。
しかしながら、科目合格制度はありません。例えば、専門科目が合格基準以上で共通科目で合格基準未満となった場合、翌年も、全ての科目を受験する必要があります。
一方、共通科目は他試験区分を合格していれば免除申請も可能です。物理や数学が得意という場合は、少し遠回りですが、他区分を合格して共通科目の免除を勝ち取り、環境計量士(濃度関係)の試験対策負荷を下げる戦略もアリです。
環境計量士(濃度関係)は専門科目の難易度が高く、合格率は15%程度の年度が多いようです。
対策概要
私の場合、前年度に一般計量士に合格していたため、共通科目である法規および管理科目は免除申請しました。また、大学院まで化学を専攻していたこともあり、環化対策は法規部分の確認のみを行いました。したがって、対策は環濃科目を中心に行いました。
対策方法
環化 環境計量に関する基礎知識(化学)
環化、環濃ともに以下の過去問集を使用しました。
直近7回分(~2019/12月回)までの過去問を分野別に並び替えて解説したものです。分野別に問題が並んでおり、頻出分野の把握および定着の観点からは有用です。一方、解説は簡素なので、初学者には向かないかもしれません(関連書籍と併せて使わないと解答根拠が分かり辛いかもしれません)。
環化は全25問で、最初の5問が環境関連の法令や有害物質などを答えさせる問題、残りの20問が一般的な化学の問題という構成です。
最初の5問の法規部分については、公害防止管理者の公害総論、水質概論科目で勉強した経験があったので、その際の貯金で解答することとしました。真面目にやるなら、公害防止管理者の参考書で勉強したり環境基本法、水質汚濁防止法の頻出法文を暗記するのがおすすめです。
後半20問の専門科目については、過去問を1年分解いてみた感じ、90%くらい正解できていたので、問題ないだろうということで対策終了しました。大学学部~院試~大学院で膨大な時間勉強しただけあって、その貯金で乗り切ることができました。
環濃:化学分析概論及び濃度の計量
上記問題集で対策しました。こちらも上記科目ほどではないですが、ある程度貯金で対応できる科目でした。環化と違ってある程度パターンがあるので(不確かさの計算とか、ガスの補修方法とか、装置の原理・構成とか)、頻出かつ知らなかったものについて復習しました。
受験当日
東京大学 駒場キャンパスにて受験しました。 駒場東大前駅から正門まで徒歩30秒の素晴らしい立地です(本郷キャンパスもどうにかならないのか?)。
環化(9:10~10:20)特にトラブルことなく順次解答。公害防止の細かい法令は忘うろ覚えで解答。化学の専門知識も昔の貯金で特に問題なく解答。見直し中に2箇所もマークミスがあるのを発見しました。途中退出も可能でしたが、その場合、冊子を置いて出る必要があったので時間終了まで居座りました。
環濃(10:50~12:00)こちらも特に問題なく回答。環化よりはわからない問題が多かった。過去問集をもう少し真面目に勉強すれば回答できたんだろうなぁという問題もいくつか(排ガス中のベンゼン分析方法とか)。合格点には達していそうなので、適当に時間をつぶしました。
受験結果
2022/2中旬予定。 自己採点で環化24/25、環濃20/25でした。 マークシートの回答を転記しているので間違いないはず。
(2022/2/18追記)合格しました。
所感
解いていて思ったのが、環化はかなり範囲が広く若干マニアックなことも聞かれるので、化学科でしっかり勉強した経験がないと対策が大変そうだということ。初学者であれば、最初の5問は落とさないようにし、ある程度パターンが決まっている濃度計算・錯体形成・pH計算を盤石にすることが第一歩になるのだろうか。確実に合格を狙うのなら、高校化学+大学学部程度の化学(無機・有機・分析)をやることになりそう。大学院入試レベルの問題集までやり込めば9割程度の正解率になると思われる(この試験合格のためだけにそこまでやるかは置いておいて…)。頻出問題が存在して対策のしやすい環濃で得点し、環化は分野をある程度絞って勉強するのが現実的な戦略か。逆に、院までガッツリ化学をやってきた人にはそこまでハードルは高くないので、報奨金が設定されていれば復習がてら挑戦してみても良いかもしれません。
総括
個人的難易度 ★☆☆☆☆(予備知識で対応可能)
勉強時間 10時間程度 (3日間)
スケジュール
申し込み 2021/8 上旬
受験票発送 2021/11 下旬
受験日 2021/12/12
結果発表 2022/2 中旬
合格証発送日 2022/3 中旬