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環境計量士(濃度関係)の対策方法①環化

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はじめに

どうもソテツです。今回は環境計量士の対策方法について記述していきます。

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概要

 環境計量士(濃度関係)の専門2科目は、化学の基礎知識を問う環化と、分析の基礎知識を問う環濃という2科目があります。前者の環化科目は出題範囲が広い上に、比較的マニアックなことまで聞かれるので、戦略的な対策が求められます。今回はどのように対策すれば得点力がつきやすいか?を考察していきます。

 なお、私は化学系院卒でしっかり勉強していたのでこの科目はそんなに力を入れなくても取れているのですが、もし化学系のバックグラウンドが無かったら?という前提で考えていきます。


過去問

1.過去の計量士国家試験問題(METI/経済産業省)

 公式サイトで過去問が公開されています。2009年試験以降の問題が公開されていますので、過去問は上記から取得しましょう。

 

2.環境計量士試験過去問題|一般社団法人日本環境測定分析協会

 過去問の一部をクイズ形式で解答できます。

 


法規(5問)

 計量に関する法令は共通科目で出題されますが、こちらでは環境・公害防止に関する法令に関する出題が最初の5問ほど出ることが多いです。もし化学系のバックグラウンドがなく、残り20問の対策に手を焼きそうであれば、この5問は比較的出題内容が予測しやすいので、重点対策することをおすすめします。

 具体的には、環境基本法大気汚染防止法水質汚濁防止法から1問・2問・2問のような構成で出ることが多いようです。出題方式としては、条文の穴埋め・用語の定義・正誤判定・有害物質の判定のような問題が多いです。公害防止管理者の公害総論・大気概論・水質概論の法令で出てくるような問題が多く、条文を丁寧に丸覚えするほか、これらの参考書の該当部分を学習しても良いと思われます。傾向がかなりにているので。5問中1問は難しめの問題が出るのですが、残りの4問は標準的な対策で対応可能な難易度です。

 環濃で17/25(7割)程度とり、法規で4/5とれば、環化の残りで6/20を取れれば合格ライン(27/50前後)に乗るので、戦いをかなり有利にできます。


化学知識(20問)

 最初の法令5問以外の20問です。こちらは、化学系のバックグラウンドがないとかなり対策が大変です。というのも、頻出の問題というものが少なく、高校化学~大学専門化学の領域からまんべんなく出題されるため、資格試験に有効な「お決まりの範囲を暗記する」対策が取りづらいためです。   

 一方、大学院まで化学をしっかりやっていれば、無勉強でも得点を取りやすいです。ということは、根本的な対策としては、高校~大学の化学を広く体系的に学習するということとなります。といっても、そこまで無限の時間を取れる人は少ないと思います。

 比較的現実的な対策としては、まず、高校化学が怪しければ、仕上げること(共通テスト/旧センター試験レベル以上)です。高校レベルの問題が若干出ますので、必ず正解できるようにします。というか、高校レベルの問題は正解するのが前提なので、不正解だと一気に苦しくなります。また、大学以上のレベルの問題でも、高校化学の知識を用いれば、選択肢を絞る際に役立ちます。この上で、例えば有機化学等で得意分野を作るか、逆に割り切って環濃の得点力を上げるか、という判断となるかと思います。

 それでも、下記の知識・計算問題は比較的出やすいので、重点的に練習すると良いでしょう。計算・知識問題共に微妙にひねってくる(≒本質的な理解を問われる)ので、過去問に加え、大学入試二次試験/大学学部~専門参考書で問題演習を重ねると対応がしやすいでしょう。


おわりに

 本科目は、環境計量士(濃度関係)の中で、最も対策しづらい科目です。法令と高校レベルの化学は固めるとして、後は自分の得意分野はどこか?環濃の対策は十分できているか?を考慮して対策することが必要です。法令以外は、どうしても投入時間に対して得点力が上がりづらいです。時間が限られている際は、環濃対策+法令対策を行い、残り時間で得点を伸ばせそうな得意分野を作る戦略が有効だと思われます。