はじめに
どうもソテツです。今回は統計検定2級の勉強について書いていきます。
背景
2022年の資格・検定取得目標で示した通り、2022年前半では統計検定準1級の合格を目指しております。その前座として、統計検定2級程度の統計学を身につけることをマイルストーンとして設定しました。
今回は、統計検定2級の過去問を無勉強で解いたらどの程度正解できるのか?を見ていきます。
なお、筆者の背景として、高校~大学教養程度の数学は習得済みです。統計学は大学1年時に履修したような気がします。なので、無勉強といっても、統計検定対策としての勉強を全くしていない、と捉えてください。
今回使用している問題集はこちらの公式過去問集。
結果
統計検定2級は34-35問程度出題され、紙での試験では70%が合格基準とされています。各設問の配点は公開されていませんが、単純計算で24問程度の正解が必要となります。
上記のようなバックグランドのもと、2018年11月の問題を解いたところ・・・
14/34 = 41%
全く足りていません。惨敗。準1級どころの話ではありませんでした。
ちなみに、問12(解答番号20)以降は全く解けないと思ったので、まともに取り組んでおりません。試験本番であれば適当にマークしますので、確率的にあと3問くらいは正解が増えたでしょうが、どちらにせよ足りていませんね。
振り返り
過去問で重要なのは、出来不出来よりも、現時点での自分の実力と、合格に必要な実力の距離を図ることです。何が足りないのか、振り返りました。
こちらの範囲表から主な分野を抽出すると…
- 確率分布の特徴理解
- 標本分布の概念理解、活用
- 点推定、区間推定
- 仮説検定
- 回帰分析
- 実験計画
が出来ていない項目となります。これらの部品を頭に叩き込む必要があります。
逆に、これらを除くと8割の正答率となりますので、全範囲を勉強するというよりは、この「全く出来ていない分野」の基礎を叩き込めば良いということとなります。
上記分野、たしかに単語は聞いたことあるんだけどなぁ。使わないとどうしても忘れてしまう。
対策方針
というわけで、対策方針です。
完全未知の分野の対策(=概念が分かっていない)となりますので、「教科書的な記述」を軽く読む→問題演習をする→多分あまり出来ない→また記述を読む を繰り返し、概念を叩き込みます。
ある程度既知の分野は問題演習だけで習得できるのですが、完全未知では習得が遅いので、教科書⇔問題の往復で習得します。あくまで主軸は問題演習ですが、教科書的な説明(=体系的な説明)を頭に入れ、概念の地図を作ることで習得を加速します。
教科書としては、下記を使います。普通に公式参考書です。例の有名書籍(統計学入門 (基礎統計学Ⅰ)) も持ってはいるのですが、結局これを買いました。
おわりに
統計検定2級はそこそこ出来るだろうと思って挑みましたが、見事にボコボコになりました。2級とはいえ、専門外×無勉強は難しいようです。統計学の基礎として何が足りないかはここで明らかになったので、この穴を埋めつつ、準1級挑戦の基礎を築いていきます。