はじめに
どうもソテツです。 プロフィールはこちら。 取得資格リストはこちら。
概要
2022/10/2に「大気関係第1種公害防止管理者試験」を受験しましたので、解答と反省を述べます。
公害総論は免除だったので、大気概論、ばいじん・粉じん特論、大気特論、大気有害物質特論、大規模大気特論の5科目受験です。
手元の電話帳や、下記の掲示板を参考にしております。公式の解答は、10/3公表と思われます。(10/3追記 9:00頃に発表されました)
http://kougai.net/kaitou-keijiban/patio/patio.cgi?read=3&ukey=0
大気概論
私の解答は、43551 24224でした。正解は43351 24221です。
問1→ 「5年以内」ではない。早期に達成。
問2→ 法文検索した感じでは、3が正解。
問3→ 四塩化炭素は特定物質ではないですね。3が正解。間違えてはいけないタイプの問題ですね・・・
問4→「平常時」ではなく、「緊急時」
問5→25ではなく、35ですね。
問6→180ではなく、130ですね。単位がいつもと違いますね…
問7→HCFCはCFCより寿命が短いです。
問8→2のようです。
問9→コークス炉からテトラクロロエチレンは出ないですね。
問10→電話帳によると、バラのSO2感受性は「弱」のようです。1が正解。露骨な捨て問…
ばいじん・粉じん特論
私の解答は、23142 52451 33122でした。23142 54451 33122が正解。
問4→3か4ですが、わかりません。(10/3追記:4のようです。ストークスの「式」ではなく、ストークス「数」だから?)
問6→拡散荷電は1μm程度より下ですね。
問7→電話帳式2.5-1みる感じ、4が正解?誘導も何もないあたり、捨て問枠ですね。
大気特論
私の解答は、11442 25425 45511でした。正解は31442 25425 45513です。
全体的に難しかったような。。。
問1→軽油の分類は、硫黄分ベースでないようです(表III.1.3-3)
問3→想定空気比と実際空気比の差分を求める問題。
問4→O2濃度減少分から燃焼した石炭量をもとめ、NO濃度を補正する感じ。本番いきなり出ると大変。。。
問5→電話帳に「燃焼器圧力の増大に伴って増加する」記載あり。
問6→電話帳III.3.8に、「ナトリウムが存在すると、硫黄酸化物と結合して硫酸ナトリウムを形成し・・・」と記載あり。
問7→電話帳III3.10に、「CO2の熱伝導率が空気のそれに比べて非常に小さいことを利用したもの」と記載あり。
問8→硫酸が必要
問9→硫酸水素マグネシウムなら、酸化は要らないですね(亜硫酸マグネシウムが正しい記載?)
問10→サーマルNOxの抑制効果が大きい。
問11→酸化バナジウム
問12→水分は特殊成分
と
問14→SO2の関係ない350-400nmでNO2濃度を見積もれば、280-320 nmでのNO2の吸収の強さが分かるから、実際の280-320 nmの吸収の強さから引けば良い。
問15→電話帳表III.7.6-1によれば、亜鉛還元ナフチルエチレンジアミン吸光光度法の定量下限が最も低いようです。
大気有害物質特論
私の解答は31242 42355でした。正解は31252 42354です。
問1→関係あるのは主にフッ素系ですね。
問2→銅は塩酸で溶けないから?
問4→サイクロンスクラバーの液噴霧は動力がかなり必要。
問5→非極性物質の吸着に優れる
問6→SIF4は水と反応してSiO2が析出したりするので、密な充填物はNG
問8→定量範囲の下限が最も大きいのはイオン電極法
問10→電話帳表V.4.4-1によれば、適用濃度範囲の上限が最も小さいのは、ICP質量分析法。(鉛と見間違えてました)。検量線法ではなく、標準添加法らしいです。
大規模大気特論
私の解答は14421 35434でした。正解は14431 35434です。
問1→「温度変化幅」ではないですね。
問2→都市・本曇り=中立で計算。
問4→電話帳VI.2.1-7によれば、コンカウの式では大気安定度の影響が考慮されていません。
問5→Qを/hから/sに変換するのを忘れずに…
問6→流跡線モデルは、数値解モデル。
問7→硫黄として回収
問8→低低温方式では、GGHは電気集塵装置の前。
問9→電話帳VI.5.3に「セメント製造工程そのものが高い脱硫率を有しているため、特別な脱硫設備は不要」と記載あり。
問10→電話帳VI.5.3に「セメント工場では乾式の無触媒還元法が一般的に用いられ」との記載あり。
所感
公式解答は未発表ですが、公式資料(電話帳)などを見る感じ、おそらく受験した科目は全て合格し、資格取得となりそうです。
公害総論は免除でも6時間あるので、体力的に大変でした。。。
受験された方、お疲れ様でした。