環境計量士(騒音振動関係)
はじめに
どうもソテツです。今回は環境計量士(騒音振動関係)受験体験記を書いていきます。 プロフィールはこちら。 取得資格リストはこちら。
概要
個人的難易度 ★★☆☆☆(20-50時間程度対策)
勉強時間 30時間程度
勉強期間 2022/11-12月
試験日 2022/12/11
受験回数 1回
スケジュール
申し込み 2022/8 上旬
受験票発送 2022/11 下旬
試験日 2022/12/11
結果発表 2023/2 中旬
合格証発送日 2023/3 中旬?
対策方法
対策としては、いずれもこちらの問題集を使いました。ただ、解説はかなり簡素なので、結局自分で書籍・インターネットを使って調べながらの学習になります。問題のカテゴリー分けはされているので、出題傾向を簡単に把握することはできます。
環物: 環境計量に関する基礎知識(物理)
5問が環境基本法・騒音規制法・振動規制法からの出題、20問が高校物理(共通テスト/旧センター試験程度)・一部大学教養物理程度のレベルの力学・波動・電磁気学・核物理・熱力学まんべんなく出題。
5問の法規については、過去問を見て頻出の法律の趣旨に関する出題のみを対策、細かい出題は捨てました。どこかの公害防止と違って比較的素直な出題が多いので、この5問を固める戦略は有効だと感じました。
20問の基礎物理については、基本的に既習であったので特に問題ありませんでした。公式忘れが少しあったので、覚え直して終了。逆に高校物理が未習だと結構大変かもしれません。
2012-2017の過去問を過去問集で学習→2009~2011、2018~2021の過去問を解いたところ、20問前後は取れていたので対策終了。
環音:音響・振動概論並びに音圧レベル及び振動加速度レベルの計量
15問が騒音関係、10問が振動関係からの出題です。 出題内容は計算問題が半分、現象・測定方法・規格などの知識問題がもう半分といったところです。
2019年度に騒音・振動関係公害防止管理者試験を受験していましたので、騒音・振動の計算問題は楽勝…とはいかず、公式をほぼ忘れていましたので覚え直しです。
計算問題については過去問の焼き直しが多く、最低限の理解+公式の暗記でゴリ押しできました。ただ、デシベルの変換、基準値、各補正値、減衰の式など意外と覚えることが多いです。整理しながら覚えないと、どの問題に何を適用すればいいか混乱します。
一方、測定方法や規格に関する出題はあまり対策しませんでした。出題内容は比較的固定化されているので、頻出内容を把握→対応するJISを参照など行えば得点源になると思います。
2012-2017の過去問を過去問集で学習→2009~2011、2018~2021の過去問を解いたところ、17問前後は取れていたので対策終了。
法規・管理
2020年度一般計量士合格のため、免除。
受験結果
公式発表は2023/2中旬(2/17頃?)予定。 自己採点で環物21/25、環音17/25なので合格は確実だと思われます。
所感
高校~大学教養程度の物理をやっていれば、環物で7割位はとれるので、環音の5-6割程度を占める計算・知識問題の典型出題をきちんと仕上げれば合格は難しくなさそうです。
逆に物理が初習に近い場合は、高校物理の基礎は固めつつ、法規・規格関連をきっちり対策する必要があると感じました。