化学屋の資格受験記録

理系(化学系)です。資格・検定の受験記録をしていきます。しばらくは国家資格メインでやります。

G検定の受験体験記【難易度・対策法】

 

はじめに

どうもソテツです。

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概要

個人的難易度 ★★☆☆☆ 1ヶ月程度、20時間程度の勉強が必要)

勉強時間 15-20時間程度

勉強期間 2023/2-3月

試験日 2023/3/4 13:00-15:00

受験回数 1回


スケジュール

申し込み 2023/1

結果発表日 2023/3/20(メール)


動機

仕事で統計・機械学習関連に触れることがあるので、スキルアップのために受験。


事前知識

情報系:応用情報技術者(AP)情報処理安全確保支援士(SC)

統計:統計検定2級程度(準1級は不合格…)

ほか、業務で簡単な機械学習


対策方法

対策用の書籍としては、G検定(ジェネラリスト)問題集(通称:赤本)を用いました。

対策本としては、黒本公式テキストである白本がおすすめ書籍として紹介されていることが多いですが、赤本で内容を網羅できそうだったので使いませんでした。赤本に加えて教科書的な説明が欲しい・もっと問題演習を行いたい場合は買ってもよいかもしれません。

実際に試験を受験した感想としては、赤本をある程度理解・整理できていれば十分合格できるという感触です。後述の模試も付属するので、試験本番スタイルの練習も行えます。

赤本は2周しました。心がけた事としては、細かい暗記事項はカンペ(Google Documentを使用し、外出先からもアクセスできるようにしました)に放り込みつつ、概念の理解や用語間の関係を整理することです。

 

次に、本番練習として、赤本付属のG検定模試および Study-AI様の模試(G検定(AIの検定)模擬テスト – Study-AI )を解きました(この時点で試験1週間ほど前)。

初回で解いた時点では赤本付属のG検定模試は55%ほど、Study-AI様の模試ではトータル70%程度でした。赤本付属模試は本番スタイルが初めてということで、学習が未完成かつ検索の練度が低かったため、得点は振るいませんでした…。これらの模試で出題された問題もカンペに放り込みました。

ちなみに、難易度の感触としては、赤本付属模試 > 本番 > Study-AI様模試でした。

 

赤本2周+模試×2を解答後は、カンペ探しを行いました。

下記Webサイトにカンペ集がありますので、

【G検定】試験当日に役立つカンペ - G検定合格を目指すブログ

新しめの2種類のカンペを使用させていただきました。

【2022年3月受験版】G検定チートシート - Qiita

【G検定2023まとめ】要点整理&当日用カンペ - つくもちブログ 〜Python&AIまとめ〜

 

受験当日

自宅受験のため、PC環境事前チェックを済ませて待機。

試験時間自体は13:00~ですが、12:55過ぎには解答開始ができました。

一周目は、予備知識で解答できる問題+純粋な知識問題をカンペ検索で解答しました。この結果、約30分残して20問くらいを解答する感じになりました。

二週目も、Google検索で即答できる語句・知識問題をまず解きました。

二週目が終わった時点で残り5,6問程度、残り時間15分くらいでした。残りは法律・社会関係なので、ある程度諦めつつ解答しました(適当にマークして見直しする方がよかったかもしれません)。

最後の問題に解答した時点で残り15秒ほどでした。

試験終了後はアンケートに回答して終了しました。

受験結果

20230320追記:合格しました。

G検定の結果

所感

G検定は「ジェネラリスト」の名の通り、統計・機械学習の理論、実装、法律など多様な分野から出題されます。

広大な出題範囲をきっちり覚えておくというよりは、問題がどの分野に属しているか?それぞれの語句はどのような概念か?各概念のつながりはどうなっているか?という大まかな知識を押さえることがポイントだと感じました。

自宅受験であり、カンペや検索が黙認されているため、細かい知識を一生懸命暗記するのではなく、理解を進めることが重要だと感じました(偽陽性偽陰性は混同行列でどう計算するか?深さ有線探索はどのような特徴があるか?等)。

一方、カンペ可だといって、背景知識がないのに無対策…とすると結構厳しいと思います。検索可と言っても、ある程度暗記をしていなければ問題をさばききれませんし、概念の理解が必要な設問は解答が難しいです。

個人的には、試験対策を通してニューラルネットワーク関連の知識が増強されたので、受験をしてためになったと思っています。

受験される皆様の幸運を祈ります。