化学屋の資格受験記録

理系(化学系)です。資格・検定の受験記録をしていきます。しばらくは国家資格メインでやります。

【一発合格】ネットワークスペシャリスト(NW)の受験体験記

はじめに

どうもソテツです。 プロフィールはこちら 取得資格リストはこちら。

2021/4 応用情報技術者(AP)一発取得

【一発合格】情報処理安全確保支援士(SC)の受験体験記

【一発合格】データベーススペシャリストの受験体験記(参考書・対策)


概要

個人的難易度 ★★★☆☆ 3-6ヶ月程度、50-200時間程度の勉強が必要)

勉強時間 120時間程度

勉強期間 2023/1-4月

試験日 2023/4/16

受験回数 1回目


スケジュール

申し込み 2023/1

受験票発送 2023/3 下旬

結果発表日 2023/6/29


背景

2021/4に2021/4 応用情報技術者(AP)に合格、2022/7に情報セキュリティマネジメント(SG)に合格、2022/12に情報処理安全確保支援士も取得しました。

高度情報としては記述系のNW、DBを取得したかったので、2023/4開催のNWをまず受験することとしました。

ネットワーク関係はAP,SCレベルの知識まではありますが、実務経験や学習歴がないので、初学者向けの対策から始めました。

 


対策方法

午前II 

ネットワークスペシャリスト過去問道場|ネットワークスペシャリスト.com様にて対策しました。

2019年度以前の問題を全て解いた後、2020年度以降の問題で実力確認を行う形式で対策しました。

間違えた問題・正解はしたが根拠が怪しい問題はチェックを付け、何度も解きなおしました。

また、午前対策のみならず、午後対策のための知識強化を兼ねて対策しました(知らない選択肢は調べる等)。

午後I・午後II

参考書としては、左門先生のシリーズを一通りそろえました。

左門先生のシリーズは解説がとても詳しく、技術的な解説はもちろん、ネスぺ試験に最適化しているためおすすめです。

順序としては、下記の通りです。

ネスぺ教科書 を一読して概念を捉える(1周+随時確認)

ネスぺワークブック で設問に慣れる、基礎的な学習事項の確認(2周)

ネスぺの基礎力+ネスぺ過去問シリーズ(R4H25) で過去問演習(2-3週)

④①~③の過程で出てきた暗記事項をまとめたシートを作成し、隙間時間に見直し

2022/12に受験した情報処理技術安全確保支援士(SC)と比べると暗記事項が多く、深く理解する必要があると感じたため、SCよりもかなり念入りに対策しました。

④に書いた通り、語句や技術、処理の流れなどをまとめたシートを作成し、少しでも怪しい要素は何度も見直しを行いました。

午後問題の記述についても、単純なパターン暗記だけでなく「なぜこのような解答になるのか」を説明できるようになるまで学習しました。

受験当日

東京大学駒場キャンパスにて受験。当日の解答内容はこちら

午前II試験はさすがに余裕でパス。

そして最初の関門午後I試験。過去問の類問なら問題ないだろう...と思いつつ試験に臨むと...問1~3どれも新技術という鬼畜っぷり。問3はある程度埋められたが、問1,問2はどちらも無理だったので、とりあえず問2を選択して下駄期待しつつ、数少ない分かる設問を解答。問題が難しい時は下駄に期待するといっても、ペースを崩されてサービス問題すら落とす人も多かったのでは。。。

午後I試験でボロボロになりつつ午後II試験を受けると、こちらは問1,問2どちらもテンプレ問題。とりあえず問1を解答(問2の方が解きやすかったらしい。。。)。こちらは過去問演習時の普通の手ごたえ。

午後IIはともかく、午前Iがダメそうだなぁという気持ちで帰宅しました。

 

受験結果

こちらの記事でも記載した通り、午後試験の出来が良くない(午後I 50点位、午後II 60点位)のでダメかと思いきや、

午前II(92/100)、午後I (64/100)、午後II (89/100)で合格しました。

午後Iの下駄は予想できましたが、午後IIも自己採点よりかなり高く出たのが驚きです。

 

 

試験結果を見る前に分かってしまう仕様

所感

応用情報(AP)よりはかなり難しく、密接な関係がある情報処理安全確保支援士(SC)よりも難しい印象でした。

国語力でごり押しできるSCと異なり、語句や技術を知らないと即失点となる場合が多く、かなり本格的な勉強が必要です。SCは大まかな概念や考え方を学ぶことで十分対応可能ですが、NWはかなり細かい知識を要求されたり(初学者には)複雑な運用方法・事例が出題されたりするので、未経験者の場合は甘い対策だと厳しい戦いとなると思われます。

今年の午後I問題のように新技術の問題比率が高いセットが続く場合は(下駄に期待するとしても)単純な過去問演習だけでなく出題予想が必要になるかもしれません。